1 証拠の証明力とは
証拠の証明力とは、証拠の証明力は,「証拠の実質的な 価値」「証拠としての信用力」をいいます。以下、客観証拠と主観証拠に分けて、説明します。
2 客観証拠とは
物品や文書などの有形物としての証拠です。契約書、領収書、メモ、メール、各種社内資料が民事訴訟では一般的に想定されます。「物証」という言い方もします。これらは、客観的に残存しているものであり、当時の状況等を示すため、一般的に、高い証明力を持つとされています。特に、当時の押印のある文書は、裁判所はその証拠の成立・証明する内容を否定することは非常にまれである傾向にあります。
3 主観証拠とは
関係者の供述です。供述者における、認識違い、記憶誤り、嘘が含まれる可能性があるので、客観証拠に比して、一般的には、証明力は劣るとされており、裁判所からは、その供述の信用性が吟味されます。
4 小括
以上の通り、一口に証拠と言っても、その証明力には差があるものであり、私はあの時こういった、と言っても、一概に信用されるとは限りません。
普段より、契約締結や取引に係る合意をした際は、契約書を締結するなど、形に残しておくことが後々の係争防止のために重要であると考えます。
法律事務所・官公庁(国土交通省)・商社内部の勤務で、約15年の経験があります。
訴訟やM&A等において、依頼者が望む解決について、十分な実績・経験があります。
単に「法律的にこうなる」として話を終わらせるのではなく、事実関係を丹念に把握・記憶して、事実に即した丁寧な主張や解決策の提案を行うことを心掛けています。